長野県松川村にある「安曇野ちひろ美術館」へ行ってきました。
結論からいうと、いわさきちひろさんの作品をじっくり楽しむだけでなく、安曇野の自然や「窓ぎわのトットちゃん」の世界にも触れられる、心が穏やかになる美術館でした。
館内は平屋で順路もわかりやすく、展示室を順番に見ていけるため、初めてでも迷いにくいのが印象的です。
私は館内を見学したあと、外の公園やトットちゃん広場まで歩いて、滞在時間は1時間強ほどでした。
この記事では、実際に訪れて感じた安曇野ちひろ美術館の見どころや所要時間、館内の歩きやすさ、トットちゃん広場の様子などを紹介します。
安曇野ちひろ美術館へ|碌山美術館から車で約20分

美術館やトットちゃん広場の位置を確認できる案内図
この日は先に碌山美術館を見学していました。
見学を終えてもまだ時間があったため、そこから車で安曇野ちひろ美術館へ向かうことに。
車で走ること約20分。
第一駐車場に車を停め、そこから美術館の建物までは徒歩2分ほどでした。
駐車場からは緩やかな丘の道を進んでいきます。
急な階段を上るような場所ではなく、安曇野らしい景色を感じながら歩いていくと美術館の入口が見えてきました。
碌山美術館と安曇野ちひろ美術館は車なら一緒に回りやすく、美術館めぐりを楽しみたい日の組み合わせにもおすすめです。
→「碌山美術館は一人でも楽しめる?所要時間・駐車場・見どころを実体験で紹介」
受付を済ませて展示室へ
入口を入ってすぐ左側に受付があります。
窓口で入館料を支払うと、紐がついたしおりをいただきました。
このしおりをカバンなどにつけておくことで、当日中は館内への再入館ができるとの案内がありました。
美術館には複数の展示室があり、基本的には展示室1から順番に見学していきます。
館内には細かく順路を示す案内があるため、「次はどこへ行けばいいのだろう」と迷うこともほとんどありませんでした。
また、建物は平屋なので、階段を何度も上り下りする必要がないのもよかったところ。
美術館というと意外と館内を歩くことがありますが、安曇野ちひろ美術館は自分のペースでゆっくり作品を見やすいと感じました。
いわさきちひろの作品と人柄に触れる
ひとつひとつの展示室は、とても広いというわけではありません。
そのぶん作品をじっくり見やすく、説明文も詳しく書かれていました。
私にとって、いわさきちひろさんの作品といえば、黒柳徹子さんの著書『窓ぎわのトットちゃん』の挿絵というイメージが強くありました。
しかし実際に美術館を見学してみると、それ以外にもたくさんの作品があります。
さらに、絵を描いていた部屋の再現や、いわさきちひろさんの略歴なども見ることができました。
作品だけを見ていたときとは少し違い、その人柄や人生について知ってから改めて絵を見ると、やさしい絵の雰囲気がより心に残ります。
「この絵のやさしさは、いわさきちひろさん自身の人柄から生まれていたのかな」
そんなことを感じながら見学しました。
開放的な渡り廊下も印象に残った

屋外に並ぶ木製の椅子とパラソル
館内を歩いていて印象に残った場所のひとつが、開放感のある渡り廊下です。
展示室から展示室へと移動する途中に外の景色が見えるため、作品を続けて見るだけではなく、途中で少し気持ちを切り替えられます。
静かな館内と安曇野の自然がつながっているような雰囲気で、美術館そのものをゆっくり楽しめる空間でした。
企画展示なども行われているため、訪れる時期によって違った作品に出会えるのも魅力です。
館内を見たあとは安曇野ちひろ公園へ

公園内に広がっていた色鮮やかな花畑
ひと通り館内を見学したあと、そのまま帰るのではなく外の公園へ出てみました。
北口から外へ出て、館内でもらったパンフレットを見ながら歩いていきます。
しばらく進むと、きれいなお花畑が見えてきました。
その袂には、『窓ぎわのトットちゃん』の1ページを紹介する看板もあります。
目の前に広がる景色と物語の言葉が重なることで、館内で作品を見るのとはまた違った気持ちになりました。
思わずほっこりするような場所です。
トットちゃん広場まで歩いてみた

トットちゃん広場にある列車
さらに公園内を歩いて「トットちゃん広場」へ向かいました。
ここには『窓ぎわのトットちゃん』の世界を思わせる列車があり、車内にも展示があります。
実際に列車の中へ入ってみると、物語の世界に少し入り込んだような感覚に。
『窓ぎわのトットちゃん』を知っている方なら、美術館とあわせて立ち寄ってみてほしい場所です。
館内だけで見学を終えることもできますが、時間と天気に余裕があれば、ぜひ公園まで歩いてみてください。
美術館だけでなく、安曇野・松本周辺で体験やレジャーも組み合わせたい方は、旅行日が決まった段階で候補を見ておくと予定を組みやすくなります。
屋外観光とあわせて楽しめる体験や、天候に左右されにくいプランも比較しておくと安心です。
所要時間は約1時間強|ゆっくり見るならもう少し余裕を
今回、私が安曇野ちひろ美術館で過ごした時間は約1時間強でした。
館内の展示を順番に見学し、そのあと公園へ出てトットちゃん広場まで歩いています。
作品の説明をひとつひとつじっくり読んだり、カフェやミュージアムショップにも立ち寄ったりする場合は、もう少し時間に余裕を持っておくとよさそうです。
階段が少なく館内を歩きやすいのもよかった
実際に訪れて感じた安曇野ちひろ美術館のよさは、作品だけではありません。
館内が平屋で、階段移動をほとんど気にせず見学できることも大きな魅力だと感じました。
展示室の順路もわかりやすく、自分のペースで見学しやすいと感じました。
公園やトットちゃん広場まで行く場合は屋外を歩きますが、「館内だけ楽しむ」「天気がよければ公園まで行く」と、その日の体調や天候に合わせて過ごし方を変えられるのもいいところです。
安曇野ちひろ美術館の基本情報

ゆったりとした芝生が広がる安曇野ちひろ公園
| 項目 / Item | 内容 / Details |
|---|---|
| 施設名 / Facility | 安曇野ちひろ美術館 / Chihiro Art Museum Azumino |
| 所在地 / Address | 長野県北安曇郡松川村西原3358-24 / 3358-24 Nishihara, Matsukawa-mura, Kita-Azumi-gun, Nagano |
| 開館時間 / Hours | 通常10:00~17:00 ※時期により9:00開館あり / Usually 10:00–17:00; opens at 9:00 during certain periods |
| 入館料 / Admission | 大人1,200円 / Adults ¥1,200 |
| 駐車場 / Parking | あり / Available |
| バリアフリー / Accessibility | 全館平屋・バリアフリー / Single-story and barrier-free |
| 公式サイト / Official Website |
安曇野ちひろ美術館公式サイト / Official Chihiro Art Museum Azumino Website |
※開館時間・休館日・料金・展覧会は変更される場合があります。訪問前に公式サイトで最新情報をご確認ください。
安曇野周辺をゆっくり観光するなら、松本や安曇野周辺に宿泊すると、美術館めぐりとあわせて予定を組みやすくなります。
私もこの日は碌山美術館と安曇野ちひろ美術館を続けて見学しました。周辺にはほかにも立ち寄りたい場所が多いため、宿泊してゆっくり回るのもおすすめです。
特に、美術館や安曇野周辺の観光地をいくつか回るなら、日帰りで予定を詰め込むより1泊すると時間に余裕を持ちやすくなります。
旅行日が決まっている場合は、まず空室と料金だけでも確認しておくと宿泊場所を決めやすくなります。
安曇野・松本周辺をあわせて観光するなら、こちらの記事も参考にしてみてください。
大王わさび農場は安曇野観光の立ち寄り先として組み合わせやすく、松本市美術館は美術館めぐりを楽しみたい方におすすめです。
・大王わさび農場の所要時間は?ランチ・駐車場・歩きやすさを実体験で紹介
・松本市美術館の所要時間は?実際に見学してきました
安曇野ちひろ美術館はこんな人におすすめ
安曇野ちひろ美術館は、
- いわさきちひろさんの作品が好き
- 『窓ぎわのトットちゃん』が好き
- 静かな美術館でゆっくり過ごしたい
- 階段の多い観光地はできれば避けたい
- 安曇野の自然も一緒に楽しみたい
- 一人で気兼ねなく美術館を楽しみたい
という方に特におすすめです。
まとめ|作品と安曇野の自然に心が穏やかになる美術館
安曇野ちひろ美術館は、作品を見るだけではなく、いわさきちひろさんの人生や人柄、『窓ぎわのトットちゃん』の世界、そして安曇野の自然まで一緒に楽しめる場所でした。
私の滞在時間は、館内を見学して公園やトットちゃん広場まで歩いて約1時間強。
平屋で順路もわかりやすいため、自分のペースでゆっくり見学できたのも印象に残っています。
美術館を出るころには、なんとなく心が穏やかになっていました。
安曇野を訪れた際には、観光地を次々と回るだけではなく、少し時間をとって作品と自然に触れてみてはいかがでしょうか。

美術館とあわせて散策した安曇野ちひろ公園
